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あの時のこと

お正月もあけましたね~

お正月を目前にしていたので
控えていましたが
そろそろ 桃江さんについてお話をしておきましょうかね。

お正月休みがあけてようやく5日に
桃江さんを火葬してまいりました。
保冷剤漬けにして申し訳なかった~

お骨は亜海ちゃんと並んでいますよ。



桃江さんを我が家に迎えるにあたって
半分野良生活だった桃江さんの健康診断を
お願いしておきました。
病気が見つかった時の対処を考えなければいけないと思ったからです。
かなりの高齢ということもあり
覚悟はしていたのですが
病院での結果は優良。
ちょっと拍子抜けしつつも安心して我が家に迎えました。
(保護主さんが連れて行ってくれました)


大量のキャットフードとともにお嫁入りしてきた桃江さんですが
そこら辺のスーパーでもかえるような
いわゆる「安物」のフードだったため
年齢のことも考え念のために早速腎臓サポートに切り替えました。
しかし飲水量が多い桃江さん。
再度、保護主さんに確認するも腎臓病とは言われなかったとのこと。
11月後半に入り桃江さんのオシッコの固まり具合が
粘土のようになり
不安が増します。
血液検査の結果を見せてもらうと腎臓の異常を表す数値が
わずか1ポイントではありましたが上回っています。
あれ?
高齢だからこのくらいは正常値ということ?
その血液検査の結果を貰って、我が家でお世話になっている獣医さんへ
連れて行ったところ
「どうしてこの数値で何も言われなかったんだろう」とのこと。
この段階であればステージ2だったそうです。

あの時のこと_e0355177_21375421.jpg

毛玉の塊だった桃江さん


このとき、すでにステージ4まで進行していました。
幸いにもまだ食欲はあったのですが
目がくぼんでおり、脱水症状になっているということで
しばらく毎日通院して補液をしてもらうことになりました。

しかし
腎臓だけではなかったのです。

お腹を触診した獣医さんが「あれ?」と・・・。
エコーを見てみたいとのこと

腸の周辺なのか中なのかは
詳しい検査をしなければわかりませんが
腫瘍がありました。
これも最初の病院で触診をしていればわかったはずたということでした。

補液をしてもらうとさらに食欲が増して
見た目には元気そうだった桃江さん。

しかし通院を初めて2週間目くらいでしょうか
ある日
珍しく歩き回っていたかと思ったら
ソファの裏で吐いているような音が聞こえました
見ると
履いているのではなく排便。
しかも水のような便でしかも真っ黒。
これは腸が出血しているということです。
先々代のワンコ、リックのときと同じでした。
血液の混ざった便のイヤな匂いがしました。

あの時のこと_e0355177_21435339.jpg

こんなにゴツゴツの毛の塊( ノД`)


その日を境に
食欲がなくなります。

翌朝、すぐに病院へいき
経緯を伝えます。

腫瘍が原因とおもわれるが、詳しい検査をしないとなんとも・・・
しかし検査をして、その腫瘍がなんなのかがわかっても
腎不全、年齢などを考慮すると
手術をしましょう!とは言えないとのこと。

腎臓のことを考えたら
タンパク質は避けたいところですが
腫瘍のことを考えると
タンパク質は必要。
もう食欲のない桃江さん、力になるものであれば
なんでも与えてくださいということでしたので
それからの日々は桃江さんの口に会うものを
あれこれ試し、一口食べては手を叩いて喜びました。

あの時のこと_e0355177_21484225.jpg

数日ですっかり毛玉がなくなりかわいらしい姿に(*´▽`*)
散切りにされてしまった髪の毛が伸びるのが待ち遠しかった


そのうち、固形物を受け付けなくなり
水を飲むのだからスープならば!と
お料理が苦手なお母さんのスープ作りが連日続きます。
ティースプーン一杯くらいですが、一日3回は飲んでくれました。

だんだん体力がなくなり起き上がるのも大変で
ふらふらと2~3歩 歩くのが精いっぱいになりました。
リビングにトイレを持ち込み
ペットシーツを敷き
水も近くに置き
できるだけ負担を軽減することに努めました。
目が覚めているときは
トイレに連れて行くとオシッコをしてくれました。

12月29日
仕事から帰ってすぐに桃江さんのところへ行くといません。
慌てて探すとほとんど歩けないはずの桃江さんが
廊下に倒れていました。
「桃江さん!」と叫んで抱き上げると
かすれた声にならない声で
「ひゃ~ひゃ~」と鳴きました。
体が冷たくなっていたのでだいぶ前から倒れていたようでした。
すぐにホカペとヒーターをつけ
湯たんぽを用意し
ベッドに寝かせるとまるで筋肉なんてない体のように
くにゃりと横になりました。
時々、口だけが動いて
何かを訴えているようでもありました。

あの時のこと_e0355177_21591635.jpg

グイグイきていた桃江さん


首を持ち上げ、口元までお水を持っていくと
沢山のみましたが
お魚スープはもう受け付けないようでした。
この日の夜、覚悟しました。

そうして翌日
後ろ髪をひかれながら仕事にでかけるとき
「お母さんが帰ってくるまでは頑張ってね!」と言い残し
お水だけ飲ませて仕事に行きました。

急いで帰ってきたのですが
間に合わず
桃江さんは旅立っていました。


もう少し早く気が付いていれば
最初からかかりつけの獣医さんにお任せしていれば
いろいろと思うことはありましたが
すべて
「たら、れば」
結局、腎臓は補液をしていれば苦痛が軽減されましたが
亡くなった原因は腫瘍のほうではないかということでした。
出血したのが致命的でしたね。

短い時間でしたが、桃江さんのことをすっかり大好きになりました。

もしかしたら
元の飼い主さんに呼ばれたのかな?
元の飼い主さんのトミさんが我が家の家計を心配してくれたのかな?
そう思っています。

後悔はありません。
猫子供たちもずいぶん、パンチされまくりましたが
桃江さんが来てくれて
良い刺激になったと思います。

そうそう
以前、我が家で勃発したスプレー事件!
犯猫はなんと!
のんちゃんだったのです。

そのスプレー行為が頻繁だったのが
桃江さんを病院へ連れていく前でした。
ただの偶然かもですが
もしかして
桃江さんを病院へ連れていけという
のんちゃんのサインだったのかも?

もっとわかりやすいサインでおねがいしま~す(;´Д`)

あの時のこと_e0355177_22082368.jpg

因縁のフタリw


こういう経緯だったのです。
改めてみなさんの応援に感謝感謝です。
ありがとうございました。

嵐のように現れて
嵐のように去っていった桃江さんを
時々思い出してくだされば幸いです。




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みなさまのこと、桃江は忘れませんよ。



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感謝申し上げます。


by angelami | 2017-01-08 07:00 | 日記 | Trackback | Comments(9)  

Commented by kazutanumi at 2017-01-08 09:31
そうでしたか、、、。
『たら、れば』と、どうしても考えてしまうだろうけど、考えても何も変わらないし、yummyさんは最善の事をしたと思いますよ。
今写真を見ても、本当にボロボロで、、、yummyさんのお家の子になっていなかったらどうなっていただろう。
桃江さんは本当に最後幸せな時間だっただろうし、感謝してるとおもうな。
そして桃江さん、ここで紹介してもらって忘れられないにゃんこになったよ。
Commented by riyo-009 at 2017-01-08 12:10
改めて聞くと、またウルウル;;しちゃいます。。
トミさんが待ってたのかなぁ。。。最期を幸せに過ごさせたくて、yummyさんちに手伝ってもらってから呼んだのかなぁ。。。
yummyさんによくしてもらって、桃江さんは幸せだったね^^

ムム・・・スプレー事件の犯猫はやっぱりのんちゃんだったか。。。(´д`)
のんちゃん、もっと分かりやすいアピールお願いしますのぜ。え?分かりやすかっただろのぜ??( ´▽`)
Commented by pikorin77jp at 2017-01-08 13:27
ももえさんの 死は かずたみんさんのブログでしりました。
急いで こちらのブログにきて 納得。
でもそうだったんですね。 ほんの数カ月ではありましたが、、幸せと言える最後だったと思います。
お母さんは死語とで間に合わなかったけど 他の兄弟たちが見送ってくれて 一人寂しく 逝ってしまったわけではないと思います。 元の飼い主のおばあさんと 今頃 穏やかに過ごしていることでしょう。
Commented by sippohapu-rinrin at 2017-01-08 14:08
yummyさんは、きっと最後に 猫神さまに呼ばれたのですね
yummyさんとご縁があって、桃江さんも猫生をまた お世話を受ける幸せで締めくくれたのかな…
人は猫に癒されることがあるけど、本当には 人が猫を癒してあげたいですもの

私も忘れませんからね、桃江さん…
どうか安らかに…
光の中からyummyさんと家族のみんニャを見守ってあげて下さいね
Commented by canomama at 2017-01-08 16:24
思い出すことが一番の供養だそうなので、
いっぱい思い出してあげよう!!!
yummyさんがブログに登場させたことでファンが沢山出来たからね♪
ほんとによくお世話したよね。
桃江さんは晩年幸せで喜んでたと思う。
Commented by かなた at 2017-01-09 01:46 x
そのようなことがあったんですね
最初の獣医さんはプロとしていかがなものかと思ってしまいますけど、yummyさんのかかりつけの獣医さんがきちんと診てくれる獣医さんでよかったです。
毛玉だらけだった桃江さんが日に日に綺麗になってく姿や梅ちゃんのベッドで寝ている姿、黒っ子たちと固まっている姿…

廊下でyummyさんの帰りを待ってたのかもしれないですね!!
動物も最期がわかるのか、もうそんな体力ないのにってときにありったけの力を振り絞って何かを伝えようとしてくれますよね
出逢ったときから最期までこんなによくしてもらって桃江さんはきっとyummyさんにありがとうって言ってくれてたと思います

あの事件はのらくろくんですか(;^ω^)
スプレーで「びょういんへ!!」とか書いてなかったですか?
Commented by box_ricefield at 2017-01-09 15:58
桃江さん、腫瘍、大変だったのですね。
うちの子達が、もしそんなうんこをしたらと思うだけで体が震えてきます。
yummyさん、よく頑張りましたね。

最期を見とることができなくて残念でしたけど、
のんちゃんたちに見守られて、一人きりの旅立ちじゃなくて良かったです。
Commented by angelami at 2017-01-09 20:17
みなさまへ

まとめてお返事失礼します<(_ _)>

こうしてみなさんで語らって頂けることも供養になっていると思います。
みなさんに知っていただけてすっきりしました。

のんちゃんのわかりにくいサインも役立ち(?)ましたし・・・
定期的な健康診断って大切ですね!
腫瘍は悪化してからでないとわかりませんからね~

みなさんと動物家族たちの健康を!!

ありがとうございました(*´▽`*)
Commented by zakkkan at 2017-01-10 17:18
ふと、思い出しましたね
昨年の9月にあの世へ旅立った為五郎を( ノД`)シクシク…
桃江さんね、最後に暖かな愛情をたっぷりいただいて
とっても幸せな最後だったですよ
セカンドオピニオン、これは本当に難しいですが
精いっぱいの介護に、桃江さんの命の小さな炎が燃え尽きたのですね。
最後の時を、あの廊下での一泣きは、感謝ですよ
4匹みおくった私には
精いっぱいの飼い主さんの気持ちがわかります
今頃、虹の橋を渡り切り、毛玉もすっかりとれた
美人の桃江さん、さぞや、もててますよ・・
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